![伝統儀式マネネとタナ・トラジャ探訪の旅【8日間】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/q_glossy,ret_img/https://travellers.co.jp/cms/wp-content/uploads/2024/05/29d3bc99193cb0b837fb8cc53f050ae5.jpg)
企画者より
インドネシアは約13,000もの島々に約300の民族が暮らしている多民族国家です。中には独特な文化を今に継承する少数民族がたくさん存在しています。スラウェシ島のトラジャ人の土地「タナ・トラジャ」地方は、トラジャ人の独特な伝統文化、トンコナンと呼ばれる伝統家屋や岩窟墓、そしてランブソロと呼ばれる盛大な葬式などが古代から変わらず今も生活に根付いています。この地域で暮らすトラジャ族は、一生を通して得る収入よりも大きい額を葬儀に費やすことで有名で、一生懸命働くのは最期のためと言われるほどです。今回の旅では毎年または数年に一度行われる、家族が故人の遺体を掘り起こし、新しい衣服を着せる伝統儀式マネネを見学します。儀式が最も多く行われる収穫後の8、9月に、トラジャ観光の拠点となるランテパオに4連泊しながら村々の散策を通してトラジャ文化に触れていただきます。
スラウェシ島の桃源郷 タナ・トラジャ
インドネシアのほぼ中央に位置するスラウェシ島。タナ・トラジャは、標高800メートル以上の高原地帯にあり、赤道直下に位置しながら涼しくたいへん過ごしやすい気候です。「トラジャコーヒー」のブランド名にもなっているコーヒーの産地として世界中に知られています。トラジャ地方の見どころはトンコナンと呼ばれる伝統建築物。外壁には手の込んだ彫り物がふんだんに施され、富の象徴である水牛の角が飾られています。
スラウェシの山の民 トラジャ族
スラウェシ島の山岳地域に住むプロト・マレー系の少数民族で、独自の宗教儀礼と高度な文化を持ちます。トラジャとは<山地人><山奥の人>の意。総人口約65万人。尖った巨大な屋根を備えた伝統的な家屋の様式、カラフルな木取り細工などで知られます。文字を持たないトラジャ族にとって、この木彫り細工が情報伝達の手段として重要な役割を果たしてきました。20世紀初めにオランダはトラジャ地域に支配権を確立し、キリスト教化が進みました。約80%がキリスト教を受容しましたが、まだ伝統宗教の要素を多く残しています。
ツアーの見どころ
伝統儀式 マネネ
トラジャ族は一生を通して得る収入よりも大きい額を葬儀に費やします。一生懸命働くのは最期のためと言われるほどで、多くの水牛を犠牲にする葬送儀礼ランブソロは世界的に有名です。遺体はミイラにするために防腐措置を施され、数ヶ月が経過した後にランブソロを営み、死者は墓地に入れられます。
タナ・トラジャの北部に暮らす人々は葬儀後の死者との関わり方が特殊で、マネネと呼ばれる儀式を1年もしくは数年に一度行います。マネネとは、死者の衣を包みなおす儀式です。キリスト教化したスラウェシ島のトラジャ族らしく、十字架の見られる墓地からミイラ化した死者を出してきて、衣服を脱がせ、体をブラシでこするなどして綺麗にしてから、新しい服を着させます。こうすることで、生者の健康や繁栄を祈ってくれるようお願いをし、死者と会話することで、故人と再び結びつくとされています。
現地情報
トラジャ・ヘリテージホテル (ランテパオ/4泊) ★★★★
観光拠点となる標高約700mの高原地帯ランテパオに位置するリゾートホテル。船首のように突き出した屋根が特徴の伝統的なトラジャ様式で建てられています。館内は木材をふんだんに使った内装で、客室も艶やかなフローリングが爽快です。リラクゼーション、エンターテイメントなど様々な設備が用意されており、地元の高級避暑地としても有名です。
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
---|---|---|---|
1日目 | 羽田(午前発) ✈ ジャカルタ(夕刻着) 羽田空港より直行便にてジャカルタへ。到着後、ホテルへ。 | 機夜 | ジャカルタ泊 |
2日目 | ジャカルタ(朝発) ✈ マカッサル(午前着) 早朝、航空機にてスラウェシ島の南西部のマカッサルへ。到着後、専用車にてマカッサルの観光。植民地時代に香辛料の海洋貿易を行っていた名残のある○パオテレ漁港や1545年に建造された○ロッテルダム要塞など。 | 朝昼夜 | マカッサル泊 |
3日目 | マカッサル(午前発) ✈ (※2) タナ・トラジャ(午前着) ランテパオ 午前、国内線にて2021年に開港したトラジャ空港へ。到着後、タナ・トラジャ観光の滞在拠点となるランテパオへ。途中、コーヒーショップにも立ち寄ります。宿泊は、伝統的なトラジャ様式で建てられたリゾートホテルにて4連泊です。 | 朝昼夜 | ランテパオ4連泊 |
4日目 | ランテパオ 終日、ランテパオの北にある○シクク村にて伝統的な死生観による儀式マネネ(※1)をご覧いただきます。また、道中のタナ・トラジャの村々も観光します。 | 朝昼夜 | ランテパオ4連泊 |
5日目 | ランテパオ 終日、タナ・トラジャの観光。絶壁の岩肌に断崖墓地がある○レモ村、トラジャ族の生活が見学できる高床式の木造舟形家屋トンコナンがある○ケテケス村など。 | 朝昼夜 | ランテパオ4連泊 |
6日目 | ランテパオ 終日、引き続きタナ・トラジャの観光。王家の墓地である岩窟墓がある○スアヤ村、巨木の中に幼児の墓地を作る○カンビラ村、巨石文化の石柱を残す○ボリ村、洞窟と巨大木棺エロンがある○パリンヂン村など。 | 朝昼夜 | ランテパオ4連泊 |
7日目 | ランテパオ タナ・トラジャ(午前発) ✈ (※2) マカッサル(昼着/夕刻発) ✈ ジャカルタ(夜着/夜発) ✈ 午前、国内線にてマカッサルに戻ります。その後、航空機にてジャカルタ乗り継ぎにて帰国の途へ。 | 朝昼夜 | 機中泊 |
8日目 | 羽田(朝着) 羽田空港到着。 | 機 |
※○は下車観光、◎は入場観光の表示です。
※交通スケジュールの変更等により日程が一部変更となる場合は
予めご了承下さい。
※1 日程は伝統儀式見学に併せて日程が前後する可能性がございます。
また、伝統儀式の日取りは開催の数日前に決まるため、ご覧いただけない場合もございます。その場合も変更補償金の対象にはなりません。予めご了承の上でお申し込み下さい。
※2 マカッサル/タナ・トラジャ間の国内線は、現地事情により大型のスーツケースの預け入れは出来ません。そのため、マカッサル空港/ランテパオのホテル間は、専用車にてスーツケースを運びます。1泊分の着替えなどを入れるリュックサックなどをご準備ください。
ご旅行代金
出発日 | 8月23日(金)~8月30日(金) |
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出発 | 羽田 |
日数 | 8日間 |
旅行代金 | ¥368,000 |
1人部屋追加代金 | ¥54,000 |
※上記旅行代金とは別に航空機の燃油サーチャージ¥49,000(目安)、航空保険料および海外の空港諸税等¥13,000や日本国内の空港諸税等を申し受けます。
なお、増減された場合はご出発前に清算させていただきます。
旅行条件
食事回数 | 朝:6 昼:6 夕:6 |
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ツアーコンダクター | 全行程同行 |
最少催行人数 | 6名様 |
最大催行人数 | 12名様 |
利用予定航空会社 | ガルーダインドネシア航空 |
お荷物無料宅配サービスご出発、ご帰国時にスーツケース(お1人様1個)を無料宅配致します。
利用予定ホテル
ジャカルタ:FM7リゾートホテル マカッサル:アストン・マカッサル
※各地ホテルは上記又は同等クラスとなります。
また、ホテル客室はシャワーのみとなります。
【査証関係】
- インドネシア査証料:5,000円(現地空港にて取得します)
- 旅券残存有効期間:出国時6カ月以上