
企画者より
明治日本の産業革命遺産を巡る
23の構成遺産からなる世界遺産「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、19世紀半ばから20世紀の初頭にかけて重工業におこった大きな変化、国家の質を変えた半世紀の産業化を証言しています。その成功は特に西洋からの積極的な産業技術の導入プロセスに特徴づけられます。
ツアーの見どころ
端島(軍艦島)
1891年より1969年の閉山まで、三菱社の経営によって長期にわたって、主として八幡製鉄所に向け良質の製鉄用原料炭を供給し続け、日本の近代工業化を文字通り下から支えてきた海底炭鉱の島です。2021年4月から軍艦島上陸の安全基準が厳しくなった為、このツアーでは2日間、軍艦島を訪れる機会を設けています。
高島
1695年に石炭が発見され、採掘が行われてきた高島。
1868年に英国人商人トーマス・グラバーとの共同経営が成立し、1869年に蒸気機関を動力に使った日本初の洋式竪坑として「北渓井坑(ほっけいせいこう)」が開坑し、近代的な炭鉱が始まりました。採掘された石炭は、鍛冶用燃料や製陶用燃料のほか、製塩用燃料として広く売り出されていました。
池島
九州最後の炭鉱として2001年に閉山した池島炭鉱は、世界遺産の軍艦島(端島)と並んで、長崎県のもう一つの主要な炭鉱の島として知られています。無人になってしまった軍艦島とは違って、池島は数少ない島民の生活拠点と廃墟が共存している日本でも珍しい炭鉱島です。元炭鉱マンだったガイドの案内のもと、日本の成長期を支えた町を探索してみましょう。
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
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1日目 | 長崎空港(11:00集合) 【列車】 佐賀 佐世保 長崎空港に集合。専用車にて佐賀へ。○筑後川昇開橋や◎佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館を見学。日本赤十字社の父・佐野常民と世界遺産・構成遺産としての三重津海軍所跡をご紹介します。その後、○石岳展望台にて九十九島を遠望。 | 夕 | 佐世保泊 |
2日目 | 佐世保 池島 長崎 午前、専用車にて神浦港へ。フェリーにて池島へ。日本の近代化を支えてきた石炭産業の現場を体験できる国内唯一の炭鉱施設にトロッコで入坑し、地元ガイドの案内で観光します(坑内600m、約1時間)(※1)。午後、現在は立入禁止区域となっている池島炭鉱の○公開社宅や○第二立坑見学広場などを徒歩観光します(1.8km、約2時間)(※1)。フェリーにて神浦港に戻った後、専用車にて長崎へ。夜は、世界新三大夜景にも選ばれた長崎の街並みを◎長崎ロープウェイ(片道5分)と○稲佐山山頂展望台からお楽しみいただきます。 | 朝昼夕 | 長崎泊 |
3日目 | 長崎 高島 軍艦島 野母町 午前、高速船(※2)にて世界遺産・高島へ。○高島石炭資料館や○岩崎彌太郎之像など、炭鉱開発がこの島にもたらした繁栄の軌跡を観光します。その後、世界遺産・軍艦島へ。海況が良ければ上陸します(約1時間)。その後専用車にて野母(のも)へ。途中、世界遺産○小菅修船場跡や◎長崎市恐竜博物館を見学します。宿泊は、全室が端島を「軍艦」の形として望める唯一のホテルOcean Resort Nomon長崎にて。 | 朝昼夕 | 野母泊 |
4日目 | 野母町 長崎 軍艦島 長崎空港(18:00頃解散) 午前、専用車にて長崎へ。着後、高速船(※2)にて世界遺産・軍艦島へ。海況が良ければ上陸します(約1時間)。午後、◎軍艦島デジタルミュージアムの見学。上陸ツアーでは見ることのできない立入禁止区域などを現代のテクノロジーによって体感できるミュージアムです。その後専用車にて長崎へ。18:00頃長崎空港にて解散。 | 朝昼 |
- *上記時間は現地時間で表示され、◯は下車観光、◎は入場観光の表示です。
- *交通スケジュールの変更等により日程が一部変更となる場合は予めご了承下さい。
利用ホテル
佐世保:クインテッサホテル佐世保
長崎:ホテルモントレ長崎
野母:Ocean Resort Nomon長崎
ご旅行代金
出発日 | 2月23日(金)~2月26日(月) 3月15日(金)~3月18日(月) |
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日数 | 4日間 |
旅行代金 | ¥248,000 |
1人部屋追加代金 | ¥38,000 |
旅行条件
食事回数 | 朝:3 昼:3 夕:3 |
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最少催行人数 | 4名 |
募集人数 | 8名 |
ツアーコンダクター | 全行程同行 |