
ツアーの見どころ
ミナンカバウ族 ― スマトラ島最大の民族
インドネシア・スマトラ島の西中部高地を故郷とするミナンカバウ族は、約800万人の人口を誇る、この島で最大の民族です。 彼らの暮らしは大自然と深く結びついており、広大な棚田や畑では灌漑稲作を中心に、タバコやシナモン、さまざまな果物や野菜が育てられています。また、木彫・金属工芸・織物 などの伝統工芸は精緻で美しく、訪れる人々を魅了します。ミナンカバウ族の最も特徴的な点は、母系社会を基盤としていることです。イスラム教徒でありながら、血統や財産は女性の系統によって受け継がれてきました。伝統的には、結婚した夫婦は妻の母方の家に住む習わしがあり、夫は「客人」として夜に妻の家を訪ねる存在でした。このような独自の婚姻形態は、ミナンカバウ社会の女性中心的な価値観を象徴しています。

ミナンカバウ族伝統的な装飾品
パルプ自然保護区
この保護区はブキッ・ティンギから北へ16kmに位置し、多くのランの種類に加え、世界最大級の花であるラフレシア・アルノルディイやスマトラ固有種であるアモルフォファルルス・ティタヌムが自生しています。ラフレシアは一年を通して開花しますが、その期間は非常に短く、アモルフォファルルス・ティタヌムに至っては、開花を目にするのは極めて幸運なことです。どちらの花も腐敗臭のような強烈なにおいを放ちます。
ジョニ・ハルトノ氏
ジョニ・ハルトノ氏は“花の王”とも呼ばれるラフレシアに魅了され、十数年にわたりその保護と普及に力を注いでいます。2009年頃から研究・栽培を始め、将来的には『ラフレシア・アルノルディ公園』の設立を目指しています。普段は観光客や国内外の研究者を自然保護区パルプ(Cagar Alam Palupuh)に案内しながら、自宅の庭でもラフレシアの苗を育てています。その情熱と努力により、旅行者は保護区だけでなく彼の庭でもラフレシアを観察することができるようになりました。現在もアガム県のガイド協会に所属し、ラフレシア観光の第一人者として活動を続けています。
ミナンカバウ文化博物館
ミナンカバウ民族の豊かな文化遺産を保存し、その魅力を紹介する文化情報センターです。色彩豊かな芸術を取り上げた多彩な展示をご覧いただけます。伝統衣装や楽器、歴史的資料などを収蔵しており、来館者はミナンカバウ文化の世界を深く体験することができます。
日本軍防空壕跡
第二次世界大戦中に旧日本軍によって造られた、全長約1kmにも及ぶ防空壕「ロバン・ジャパン」が今も残っています。
インドネシアのグランドキャニオン シアノッ渓谷
ブキティンギの南西に広がる壮大なシアノッ渓谷は、「インドネシアのグランドキャニオン」とも呼ばれる絶景スポットです。

イメージ
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
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1日目 | 羽田(11:45発) ジャカルタ(17:40着) 成田空港より直行便にてジャカルタへ。 | 機 | 機中泊 |
2日目 | ジャカルタ(09:25発) パダン(11:15着) 午前、国内線にて西スマトラ州の都市パダンへ。 到着後、専用車にて三度滝つぼで泳ぐと若返るという伝説が残る○レンバ・アナイ滝と◎ミナンカバウ文化博物館へご案内します。 夕食は、ミナンカバウ族の伝統料理ナシパダンをお召し上がりいただきます。 | 朝昼夜 | ブキッティンギ泊 |
3日目 | パルプ自然保護区 終日、ラフレシアとショクダイオオコンニャクの花を見に、ジャングル・トレッキングをお楽しみいただきます。※1 | 朝昼夜 | ブキッティンギ泊 |
4日目 | ブキッ・ティンギ バトゥサンカル 午前、専用車にて◎パガルユン宮殿へ。その後、○パガルユンのウスタノ・ラジョ・アラム王墓、○ミナンカバウ族の古民家などにご案内します。 | 朝昼夜 | ブキッティンギ泊 |
5日目 | ブキッティンギ 午前、◎シアノッ渓谷へ向かいます。インドネシアの万里の長城と呼ばれているグレートウォールコースのハイキングをお楽しみください。(初級コース、約60分) | 朝昼夜 | ブキッティンギ泊 |
6日目 | ブキッティンギ パダン (20:20発) ジャカルタ(22:10着/23:45発) 午前、ブキッ・ティンギ市内観光。インドネシア独立の父◎ブン・ハッタの生家博物館、◎日本軍防空壕跡などにご案内します。その後、○ミナンカバウ族のダンスをお楽しみいただきます。 | 朝昼 | 機中泊 |
7日目 | 羽田(08:50着) 羽田空港到着。 |
※○は下車観光、◎は入場観光の表示です。
※交通スケジュールの変更等により日程が一部変更となる場合があります。予めご了承下さい。
※花の開花はあくまで気候などの諸条件に大きく左右されますので、予めご承知の上でお申込みください。
※1 ラフレシアの開花にあわせて観賞いただけるよう、日程の順序を変更する場合がございます
ご旅行代金
出発日 | 6月8日(月)~6月14日(日) 7月13日(月)~7月19日(日) |
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出発 | 羽田/関空 |
日数 | 7日間 |
旅行代金 | ¥388,000 |
1人部屋追加代金 | ¥48,000 |
※上記旅行代金とは別に航空機の燃油サーチャージ¥32,000(目安)、航空保険料および海外の空港諸税等¥7,500(目安)や日本国内の空港関連諸税等を申し受けます。なお増減された場合はご出発前に精算させていただきます。
旅行条件
食事回数 | 朝:5 昼:5 夕:4 |
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ツアーコンダクター | 全行程同行 |
最少催行人数 | 6名様 |
最大催行人数 | 12名様 |
利用予定航空会社 | ガルーダインドネシア航空 ※航空会社によりエコノミークラスの座席指定が可能です(有料)。 また、国内線割引料金がございます。詳細はお問い合わせください。 |
利用予定ホテル | ジャカルタ:ジャカルタエアポートホテル ブキッティンギ:モノポリホテル 各地ホテルは上記又は同等クラス ※ホテル客室はシャワーのみとなります。 |
インドネシア査証料 | 約5,000円(現地空港にて取得します) |
旅券残存有効期間 | 出国時6か月以上 |
お荷物無料宅配サービスご出発、ご帰国時にスーツケース(お1人様1個)を無料宅配致します。