ツアーの見どころ
「奥南部」漆物語
日本民俗学の祖・柳田國男は著書「豆の葉と太陽」の中で安比川流域の風景を「其中でも殊に忘れ難い一つは、奥南部の大豆畠の風光」と紹介しています。このような風景の中で安比川流域では北奥羽山系の豊富な森林資源を活かし、流域ごとに「木地づくり」「塗師」「漆掻き」の職人が住み、川沿いで密接につながることで漆の一大産地として花開きました。この文化は今、貴重な国産漆の生産を支え、それぞれの地域の漆器は安比塗、浄法寺塗として愛され、2020年に日本遺産、そしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
折爪岳のヒメボタル
折爪岳は、北上山地の北端に位置する標高852.2mの独立峰です。太平洋側から吹き込んだ「やませ」が山体にぶつかり、森に湿気をもたらします。ヒメボタルの幼虫にとっても、ヒメボタルの餌となる陸産貝類にとっても、適度な湿気を含んだ落葉層は好ましい環境です。折爪岳の山頂付近は「折爪岳のヒメボタル生息地」として、2018年4月に岩手県の天然記念物指定を受けました。
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
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1日目 | 盛岡駅(12:30集合) 八幡平 安比高原 盛岡駅集合。八幡平へ。○黒谷地湿原(約30分)や○八幡平頂上付近(約1時間)をガイドと共にフラワーウォッチングします。 その後、安比高原へ。 | 夕 | 安比高原泊 |
2日目 | 安比高原 二戸 【折爪岳ヒメボタル】 午前、森林浴の森100選にも選ばれた安比高原の○ブナ2次林をガイドと共に散策します(約1時間)。その後、◎八幡平市博物館や◎安比塗漆器工房を見学。昼食は築100年の古民家にて、食の匠ひとみさんによる郷土食をお召し上がりいただきす。 午後、折爪岳の山頂展望台へ。晴れていれば太平洋や岩木山、八甲田連峰が見渡せます。その後、ホテルへ。 夜、改めて折爪岳へ。山頂にて夕食のお弁当をお召し上がりいただき、100万匹のヒメボタルを観察します。 | 朝昼夕 | 二戸2連泊 |
3日目 | 二戸 【折爪岳ヒメボタル】 終日、奥南部の漆産業にまつわる場所の観光。漆掻きの見学ができる◎小西美術工藝社や、瀬戸内寂聴が住職を務めたことでも知られる○八葉山天台寺の観光。漆器を使用した昼食をお召し上がりいただいた後、○浄法寺うるし林、◎浄法寺歴史民俗資料館の見学。◎滴生舎にて漆器制作工房の見学の後、ホテルに戻ります。夕食後、この日も折爪岳にてヒメボタルの観察。 | 朝昼夕 | 二戸2連泊 |
4日目 | 二戸 八戸(14:30頃解散) 午前、二戸周辺の観光。◎南部美人酒造の見学や南部せんべい巌手屋の小松製菓を観光。昼食後、八戸へ。途中、軽米町の〇古屋敷の千本桂や〇山田の千本松を観光。 その後、八戸駅にて解散。 | 朝昼 |
※当日の天候、気温、風の状況によって蛍の数は変わります。観察中は懐中電灯やフラッシュ撮影、虫よけスプレーの使用は禁止されています。
ご旅行代金
出発日 | 7月7日(月)~7月10日(木) |
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日数 | 4日間 |
旅行代金 | ¥258,000 |
1人部屋追加代金 | ¥42,000 |
旅行条件
食事回数 | 朝:3 昼:3 夕:3 |
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ツアーコンダクター | 全行程同行 |
最少催行人数 | 4名様 |
最大催行人数 | 8名様 |
利用ホテル | 安比高原:ANAクラウンプラザリゾート 二戸:二戸パークホテル |
利用予定バス会社 | カシオペアタクシー又は同等クラス |