
ツアーの見どころ
ギリシャ神話に登場する美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)誕生の地として知られるキプロス島は、地中海で最も東に浮かぶ美しい島で、古くから多くの人々が行き交った遺産が島中にあります。1960年にキプロス共和国としてイギリスから独立しましたが、ギリシャ系とトルコ系住民の紛争により1983年に島は南北に分断され、ギリシャ系のキプロス共和国(南キプロス)とトルコ系の北キプロス・トルコ共和国とに分かれています。このツアーでは、ニコシアに2連泊、リマソールに4連泊とゆったりの滞在で南北にまたがって両地域の見どころをじっくりとご案内します。
キレニア
キレニアは、紀元前10世紀頃を起源とする町で、7世紀ビザンツ帝国時代にアラブ人勢力から守る為に城塞が築かれた旧港町です。現在見られるキレニア城は1540年のヴェネツィア共和国支配下時に再建・増築されたものです。また、11世紀のビザンツ帝国時代に造られた、キレニアからニコシアへ行く道を見張るための聖ヒラリオン城などの遺跡も多く残ります。

キレニア城
レフカラ村の伝統工芸 レフカラレース
ロードス地方南西部のレフカラ村の女性たちが500年以上に渡り伝えてきた伝統工芸です。2009年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。生成りの麻布に木綿糸を使い模様を施します。あのレオナルド・ダ・ヴィンチも村を訪れ、ミラノ大聖堂の祭壇布としてレフカラレースのテーブルクロスを持ち帰りました。彼の代表作の「最後の晩餐」に描かれているテーブルクロスはレフカラレースだと伝えられています。
世界遺産
ギリシャ正教ビザンチン美術の至宝 トロードス地方の壁画教会群
キプロスはビザンツ帝国の勢力下にあったため、国教であるギリシャ正教が普及し、キプロス西部の山岳地帯トロードス地方には11~16世紀にギリシャ正教の聖堂や修道院が建設されることになりました。それらの教会のほとんどは、石造りか木造の外壁にこけら葺きの切妻屋根という実に質素な造りで、その素朴な外観は教会内部の豪華さと正に対照的。教会に一歩足を踏み入れると、綺羅びやかなフレスコ画で覆われた華麗な壁画の数々が目に飛び込んできます。1985年、トロードス山中に点在する8つの聖堂の1つの修道院が世界遺産に登録されました。ツアーでは、その中の比較的保存状態のよい6つの聖堂にご案内いたします。
パフォス
パフォスは、街全体が世界遺産に登録されています。当時の有力者の屋敷跡の床に描かれた東地中海のモザイク芸術の傑作と称されるモザイク画や劇場跡、中世の要塞跡など歴史的な見どころが集中しています。また、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテ伝説発祥の地でもあり、多くの人々が巡礼に訪れた神殿などギリシャ神話にまつわる伝説や遺跡もこの地域に多く残ります。
キロキティア
紀元前7000~紀元前4000年に造られた新石器時代の遺跡です。かつて農耕民族が暮らしており、彼らの集落遺跡が残されています。住居跡には直径2~10mにまで及ぶ円形の住居基台が多く残っており、かつてこの上に円筒状の住居があったことを物語っています。日干しレンガで造られた壁には塗装の跡が見られるほか、集落の周辺には外壁があった形跡もあります。
現地情報
豊かなキプロスの食文化を満喫
果物や野菜がミネラル分豊かな土壌と恵まれた気候の為、新鮮な野菜、果物など海の幸、山の幸に恵まれているキプロス料理は、バランスがよく健康的です。特に代表的なのは「メゼ」と呼ばれるキプロス版コース料理。前菜に始まり次から次へと運ばれてくる15~30種類の料理を皆で取り分けながら食事を楽しみます。
リマソールに4連泊
メディテレニアンビーチホテル
★★★★
リマソールのなかでも便利なレメソス郊外に位置する4つ星ホテル。観光名所や名レストランに近い場所にあります。
292室の客室は落ち着きがありリラックスできる空間を演出しています。滞在中は、プールバーの爽やかなカクテルを飲みながら、屋内プールや屋外プールでリラックスできます。
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
---|---|---|---|
1日目 | 東京/関空(夜発) 東京または関西空港より航空機にて中東主要都市へ。 | 機 | 機中泊 |
2日目 | 中東主要都市(朝着/午前発)ラルナカ(午前着) 【国境】ファマグスタ 【国境】ニコシア 中東主要都市乗り継ぎにて、キプロス共和国の玄関口、ラルナカへ。 | 機昼夕 | ニコシア泊 |
3日目 | ニコシア 【国境】キレニア 【国境】ニコシア 午前、国境を越え、北キプロス・トルコ共和国のキレニアへ。着後、キプロス島の北海岸が一望できる○聖ヒラリオン城や○キレニア城などを観光します。観光後、ニコシアに戻ります。 | 朝昼夕 | ニコシア泊 |
4日目 | ニコシア キロキティア リマソール 午前、南キプロスのニコシアの観光。◎キプロス考古学博物館、ヨーロッパ最後の分断首都ニコシアの歴史を紹介した◎レベンティス博物館など。その後、レース刺繍で知られる中世の面影を残すレフカラ村に立ち寄ります。 | 朝昼夕 | リマソール泊 |
5日目 | リマソール ペトラ・トゥ・ロミウ オモドス リマソール 午前、○コロッシ城やローマ式野外劇場が素晴らしい◎クリオンの古代遺跡、○アポロン神殿などを観光しながら美の女神アフロディーテ誕生の地○ペトラ・トゥ・ロミウ海岸へ。その後、○アフロディーテ神殿を観光しながらワイン村で有名なオモドス村へ。村の散策をしながら○十字架教会など観光。その後、リマソールに戻ります。 | 朝昼 | リマソール泊 |
6日目 | リマソール トロードスの壁画教会群 リマソール 終日、トロードス山麓一帯に点在する○トロードス地方の壁画教会群の中でも保存状態の良い聖堂(注1)を探訪します。 | 朝昼 | リマソール泊 |
7日目 | リマソール パフォス リマソール 終日、パフォスの観光。考古学公園にある◎ディオニソスの館、○テセウスの館、○パフォス城、○王族の墓、使徒パウロゆかりの◎聖パウロの柱など。 | 機昼夕 | リマソール泊 |
8日目 | リマソール アヤ・ナパ ラルナカ(夜発) 午前、新石器時代の遺跡○キロキティアや南キプロス最東端にある人気ビーチリゾートのアヤ・ナパへ。着後、○アヤ・ナパ修道院や○海の洞窟などの観光。その後、ラルナカへ。イスラエルでキリストによって蘇生したラザロが埋葬されている○聖ラザロ教会を観光します。 | 朝昼機 | 機中泊 |
9日目 | 中東主要都市(深夜着/深夜発) 東京/関空(夜着) 東京または関西空港着。 | 機機 |
※○は下車観光、◎は入場観光の表示です。
※交通スケジュールの変更等により日程が一部変更となる場合は予めご了承下さい。
(注1)教会・修道院では現在も修道生活が営まれています。現地の都合にて急遽、入場観光が制限され、他の教会を代替としてご案内する場合がございます。予めご了承ください。
ご旅行代金
日程 | 11月9日(日)~11月17日(月) 12月7日(日)~12月15日(月) |
---|---|
日数 | 9日間 |
旅行代金 | ¥498,000 |
一名室使用追加料金 | ¥78,000 |
※上記旅行代金とは別に航空機の燃油サーチャージ¥72,000(目安)、航空保険料および海外の空港諸税等¥14,300や日本国内の空港諸税等を申し受けます。
なお、増減された場合はご出発前に清算させていただきます。
旅行条件
食事回数 | 朝:6 昼:7 夜:4 |
---|---|
ツアーコンダクター | 全行程同行 |
最少催行人数 | 6名 |
最大催行人数 | 12名 |
利用予定航空会社 | エミレーツ航空、カタール航空 ※航空会社によりエコノミークラスの座席指定が可能です(有料) また、国内線割引料金がございます。詳細はお問い合わせください。 |
旅券残存有効期間 | 入国時3カ月以上 |
旅券の未使用査証欄 | 見開き2頁以上 |
利用予定ホテル | ニコシア:セントラム、ヒルトン 各地ホテルは上記または同等クラスとなります。 ※ホテルはシャワーのみとなります。 |
お荷物無料宅配サービスご出発、ご帰国時にスーツケース(お1人様1個)を無料宅配致します。