企画者より

地中海、紅海、ペルシア湾、インド洋に囲まれたアラビア半島。大部分が砂漠地帯で夏は40℃を超えることもある地域ですが、１２月～３月は日中の気温は28℃前後と観光のベストシーズンになります。航空機を利用し、クウェート、バーレーン、オマーンを効率的に巡るコースです。

世界有数の産油国　クウェート

クウェートはペルシア湾の最奥に位置し、１８世紀アラビア半島中央部から移住した部族がクウェートの基礎を作りました。1899年にイギリスの保護領となりました。1９８３年に大油田が発見され、第二次世界大戦後の石油需要増大とともに経済が急成長しました。１９６１年にはイギリスから独立しました。経済は、石油を中心とし国民の約85％が国家公務員又は国営企業に勤めています。日本にとり、クウェートは第３位の原油供給国であり、クウェートにとり、日本は第４位の原油輸出国です。

アラビア半島の真珠　オマーン

オマーンは、アラビア半島の東端に位置し古くからインド洋交易圏の海上交通の要地として栄えてきました。ペルシア湾での中継貿易で大きな利益を得るようになると、１９世紀前半には、アフリカ東岸の現在のソマリアからケニア、タンザニアにおよぶ海岸地帯を領有し、ザンジバルを新たな都とする広大な海洋国家を建設しました。しかし、統治者サイイド・サイードの死後オマーンとザンジバルが分離して海洋帝国の統一は崩れ、オマーンは財源であるアフリカ領を失って急速に衰退しました。その後、部族間対立による不安定な時代が続きますが、１９７０年にカブース前国王が王位に就くと政治情勢が安定。開かれた外交方針のもと様々な国との外交関係が結ばれ、経済面では近代化政策が進められるようになりました。２０２０年１月、５０年にわたりオマーンを統治していたカブース前国王が崩御するとハイサム殿下が王位を継承しました。

ペルシア湾に浮かぶ島国　バーレーン

古代バビロニア、アッシリア時代にはディルムンという名の有力な貿易中継地であり、また紀元前３世紀から１５世紀にかけては真珠の産地として栄えました。１８世紀にアラビア半島から移住したハリーファ家がバーレーンの基礎を作り、１９３２年には石油の生産を開始、その後近代化を進め、１９７１年イギリスから独立しました。石油生産が少ないバーレーンは、石油精製、アルミ精錬を始めとした産業の多角化を推進しています。また２００４年に中東初のF1グランプリを誘致するなど、観光業にも力を入れています。

世界遺産

バーレーン要塞

１４世紀にアラブ人統治者が造った砦の跡に、この島を占領したポルトガル人が１５２２年に要塞を建設しました。そのため、ポルトガル要塞とも呼ばれています。しかし考古学調査によるとこの場所の歴史はさらに古く、メソポタミア文明とインダス文明を結ぶ交易の要衝として、少なくとも紀元前２３００年頃には栄えていたと見られ、古代都市ディルムンがあった場所と考えられています。

ツアーの見どころ

エキゾチックなアラブ料理

アラブ料理は、トルコやシリアなどイスラム圏の食文化が取り入れられていて、ハーブやスパイスを使った風味豊かな味わいです。

スケジュール

※○は下車観光、◎は入場観光の表示です。
※交通スケジュールの変更等により日程が一部変更となる場合は
予めご了承下さい。

ご旅行代金

旅行条件

お荷物無料宅配サービスご出発、ご帰国時にスーツケース（お１人様１個）を無料宅配致します。