企画者より
大コーカサス山脈の奥深くへ分け入って訪れる隠れ里の数々
ロシアとジョージアを分かち、黒海からカスピ海まで、北西から南東へと1200㎞に渡ってそびえる山脈が大コーカサス山脈です。5000m級の山々が連なり、古代からヨーロッパとアジア、中近東を隔て、この大山脈を境に多くの大国がしのぎを削ってきました。世界遺産に登録されるアッパー・スヴァネティ地方のウシュグリ村に代表されるような「塔の家々」の村の景観は、常に外敵の脅威に晒されてきたこの地域の厳しい歴史から作られ、残されているものです。このような環境によって発生した村は大コーカサス山脈沿いに累々との残っており、知られざる山間の谷間に中世の雰囲気そのままに今も佇んでいます。山脈はいくつもの渓谷で分断され、村々を繋ぐネットワークは決して強くありません。隔離され、辺縁の地となったジョージアの村々を訪れ、その景観と独自の風習文化を味わいます。
ツアーの見どころ
トゥシェティ地方
オマロを中心にいくつもの村が散在するトゥシェティ地域。ジョージアの国立公園にも指定され、自然の景観を見るだけでも美しく、訪れた甲斐を感じることができる場所です。オマロへ通じる道はたった1本。
長い冬の期間は通ることが出来ず、一年に3か月しか道は開通しません。住民はヤギの遊牧や熊などを狩ることで生計を立て、下界とは隔絶された生活を数百年と紡いできました。
ヘヴスレティ地方
「谷の土地」という意味を持つヘヴスレティ地方。コーカサス山脈を越えるとイングーシやチェチェン共和国があります。ツアーで宿泊するシャティリを中心に、いくつもの川で美しい渓谷が刻まれた地域です。ジョージアの民族の中でもケヴスル人と呼ばれる人々の土地で、村々は自治権を行使しながら、時の権力者と渡り合ってきました。北コーカサスの民族との争いから、山腹にへばりつくように村が作られ、村そのものが要塞化した姿から、この土地の辺鄙さと過酷な歴史を想像することができます。
現地情報
【ジョージアに対する安全情報】
9月1日現在、今回訪れるエリアには、外務省より「不要不急の渡航中止」というレベル2の渡航情報が発令されていますが、現地手配会社に情報を確認し、安全を考慮した上でツアーを発表しておいます。突然の情勢悪化により、日程の変更、ツアーの実施を取りやめる場合がございます。予めご承知の上でお申込み下さいますようお願いいたします。
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
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1日目 | 羽田(21:55発) 羽田空港よりターキッシュエアラインズにてイスタンブールへ。 | 機 | 機中泊 |
2日目 | イスタンブール トビリシ(午前着 シグナギ テラヴィ 航空機を乗り換え、ジョージアの首都トビリシへ。到着後、専用車にてアゼルバイジャンとの国境近くの町シグナギへ。9世紀に建てられた○ボドベ修道院など要塞で囲まれたシグナギの町を散策します。その後テラヴィへ。 | 機昼夜 | テラヴィ泊 |
3日目 | テラヴィ 【四輪駆動車】 グレミ (約5時間) オマロ 朝、四輪駆動車にてグレミの町へ。グレミの○大天使教会の観光。その後、大コーカサス山脈の懐に抱かれるようにしてあるオマロの町へ。途中、2826mのアバノ峠を越します。オマロ到着後、中世の景色をそのまま残すオマロの町の散策へ。 その他○カセロ要塞など。 | 朝昼夜 | オマロ3連泊 |
4日目 | オマロ 四輪駆動車にて、オマロよりさらに北上し、○シェナコ村へ。 ロシアのダゲスタン共和国との国境まですぐそばです。標高4285mのディクロ山を望むことができます。シェナコから約4.3㎞のハイキングにて○ディクロまで向かいます。 昼食後、オマロへ。 | 朝昼夜 | オマロ3連泊 |
5日目 | オマロ 【四輪駆動車】ダルトロ【ハイキング】 クヴァロ、ダノ 四輪駆動車にて、○ダルトロ村へ。中世の風習をそのまま残す塔の家々が建っています。合計約4㎞のハイキングにて近隣の村、○クヴァロ村や○ダノ村を散策しながらダルトロ村へ戻ります。オマロへの帰路、途中、○ドチュ村などの景観を楽しみます。その後オマロへ。 | 朝昼夜 | オマロ3連泊 |
6日目 | オマロ 【四輪駆動車】(約5時間) アフメタ 四輪駆動車にて3日間楽しんだ大コーカサス山脈を南下し、アフメタへ。到着後、アフメタの市内観光にご案内します。 観光後、ワインセラーも併設した静かなホテル「ギオルギ ウシィキシュヴィリ シャトー・マラニ」へ。 | 朝昼夜 | アフメタ泊 |
7日目 | アフメタ 【四輪駆動車】(約6時間) シャティリ村 終日、四輪駆動車にて再び大コーカサス山脈へ北上します。その後、山脈山あいの村○シャティリ村へ。標高1400mに位置し、外敵の侵入に備えた特徴的な村の景観が中世からそのまま残っています。到着後、村の散策観光へご案内します。 | 朝昼夜 | シャティリ泊 |
8日目 | シャティリ村 【四輪駆動車】 ムツヘタ トビリシ 朝、四輪駆動車にてシャティリ村を出発し、アナヌリを経由して、ジョージアの古都ムツヘタへ。◎ジュヴァリ教会や◎スヴェティツホヴェリ大聖堂を見学します。見学後、トビリシへ。 | 朝昼夜 | トビリシ泊 |
9日目 | トビリシ イスタンブール(19:05着) 終日、トビリシの観光。ムトゥクヴァリ川沿いに建つ○メテヒ教会、ケーブルカーを使い○ナリカラ要塞などを訪れます。 その他ジョージア正教の総本山○シオニ大聖堂など。 夕刻、空港へ。航空機にてイスタンブール乗り継ぎにて帰路の途へ。 | 朝昼機 | 機中泊 |
10日目 | イスタンブール(深夜発) 羽田(19:25着) 夜、羽田空港到着。 |
※○は下車観光、◎は入場観光の表示です。
※交通スケジュールの変更等により日程が一部変更となる場合は予めご了承下さい。
※2~8日目まで四輪駆動車に分乗となります。荷物スペースが限られている為、ボストンバッグやスポーツバッグでご準備ください。大型のスーツケースはトビリシに預けていきます。
※7日目シャティリはゲストハウスでの宿泊となり、部屋数に限りがある為、分宿になる場合がございます。
※基本的にホテルはシャワーのみとなります。
ご旅行代金
出発日 | 7月2日(水)~7月11日(金) |
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出発 | 羽田 |
日数 | 10日間 |
旅行代金 | ¥548,000 |
1人部屋追加代金 | ¥88,000 |
※「花のジョージア大周遊」と連続参加が可能です。
※上記旅行代金とは別に航空機の燃油サーチャージ¥72,000(目安)、航空保険料および海外の空港諸税等¥7,600(目安)や日本国内の空港関連諸税等を申し受けます。なお増減された場合はご出発前に精算させていただきます。
旅行条件
食事回数 | 朝:7 昼:8 夕:7 |
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ツアーコンダクター | 全行程同行 |
最少催行人数 | 8名様 |
最大催行人数 | 12名様 |
利用予定航空会社 | ターキッシュエアラインズ |
お荷物無料宅配サービスご出発、ご帰国時にスーツケース(お1人様1個)を無料宅配致します。
○利用予定ホテル
トビリシ:ヒルトンガーデンイン
テラヴィ:ホリデイイン
オマロ:ホテルサムゼオ
シャティリ:ゲストハウス
※各地ホテルは上記又は同等クラスとなります。
※7日目シャティリはゲストハウスでの宿泊となり、部屋数に限りがある為、分宿になる場合がございます。
また、ホテルは基本的にシャワーのみとなります。