企画者より
スンバ島のパソーラ祭
バリ島の東、コモド島とフローレス島の南に浮かぶスンバ島。「パソーラ」は毎年恒例の豊作を願う一連の儀式の一つでスンバ島西部の村々で行われます。色鮮やかに正装した数多くの騎手たちが、裸馬にまたがって木の槍を投げ合って戦うインドネシアで最も勇壮な祭りです。もともとパソーラはこの地方固有の信仰と戦闘文化からきていて、数十年前まで行われていた村ごとの勢力争いでは、騎馬による戦闘で敵の首を刈って持ち帰る習慣があり、そんな戦の名残がここに見られます。一連の儀式は薄暗い日の出前に海辺に集まり、海に入り精霊ニャレ(イソメ虫)を捕って、ラトと呼ばれる可祭がその量などから今年の米の出来を占います。そしてその後、広場に集まって村の選ばれた男たちが飾り立てられた馬にまたがりパソーラの戦を繰り広げます。戦闘の陣は海側と陸側二つに分かれ、いかにも歴戦の強者から中にはあどけない顔の十代と思しき子まで、ターバンを頭にし、腰巻き、足元は裸足か、せいぜい草履で馬にまたがっています。鎧などの防具は一切ありません。槍を尖らしてはいけないことにはなっていますが、時には見物する群衆の方にも槍が飛んできて、皆慌てて逃げます。歓喜、歓声に包まれた広場では、敵の槍を受けたり、騎士どうしが近距離まで詰め寄り、槍によって馬上から叩き落とされたりすることもあり当然ケガ人が出ます。祭りの熱狂と興奮は時としては死人まで出る危険な祭りですが、勇敢なる戦士たちの血が大地の精霊を慰め、豊作をもたらすのだと言い伝えられています。
ツアーの見どころ
伝統的な生活様式を持つスンバ族と出会う
スンバ島はサバンナ気候のため農業に適さず、馬の牧畜が盛んなインドネシアの東方の島です。スンバ島ではキリスト教やヒンドゥー教徒もいますが、マラブと呼ばれる土着の精霊信仰が残っています。島の中には伝統的な村落が広がっており、それぞれが独自の文化と伝統を維持しています。独自の風習は伝統の染織物イカットにも表れており、スカルツリーと呼ばれる、敵の頭部を飾った首架や足が無い/2本/4本のドラゴンが特徴的です。伝統的なスンバ様式の家屋が特徴的なのは、雨季の強い雨を効果的に受け流すために設計されています。また、スンバ島は地形が多様で、山岳地帯もあります。スンバ様式の家屋は伝統的に山や丘の上に建てられ、風通しを良くし、洪水などの自然災害から家を守るようになっています。
利用ホテル
ノボテル・エアポート/デンパサール
デンパサール国際空港の便利なロケーションに位置し、国際線出発ターミナルと国内線到着ターミナルに直結しており、徒歩でアクセスが可能です。
シマ・スンバ/タンボラカ3連泊
スンバ島の西部、タンボラカに位置するこのホテルは空港から20分の高台にあります。西スンバを一望でき、かつパソーラ祭の舞台となる村々からも近いという、絶好のスポットにあります。
(ガーデンビュー・グランドデラックスルーム利用)
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
---|---|---|---|
1日目 | 成田(午前発) デンパサール(夕刻着) 成田空港より直行便にてデンパサールへ。到着後、ホテルへ。 | 機夜 | デンパサール泊 |
2日目 | デンパサール(朝発) タンボラカ(午前着) ワイカブバッ タンボラカ 朝、国内線にてスンバ島のタンボラカへ。到着後、ワイカブバッへ。 | 朝昼夜 | タンボラカ泊 |
3日目 | タンボラカ コディ タンボラカ 午前、スンバ島の西にある○コディ地区にてスンバ島独特の祭礼儀式と勇壮なる男たちの騎馬戦祭パソーラ(※1)をご覧いただきます。 | 朝昼夜 | タンボラカ泊 |
4日目 | タンボラカ ランボヤ コディ 午前、スンバ島の南西にある○ランボヤ地区にてパソーラ祭をご覧いただきます。午後、○ワイガリ村など、この村のシンボルとなっている巨石群を観光します。 | 朝昼夜 | タンボラカ泊 |
5日目 | タンボラカ(午前発) デンパサール(昼着/00:20発) 午前、国内線にてデンパサールへ。午後、バリ島の観光。コウモリがたくさんいる寺院として有名な○ゴアラワ寺院、幻のコーヒー「コピ・ルアク」の農場見学など。夕食後、空港へ。 | 朝昼夜 | 機中泊 |
6日目 | 成田(0850着) 成田空港到着 | 機 |
※○は下車観光、◎は入場観光の表示です。
※交通スケジュールの変更等により日程が一部変更となる場合は
予めご了承下さい。
※1 パソーラ祭は毎年2、3月の満月の日の10日前後ほどに開催されますが、正式には各村より1~2ヶ月前の発表となるため、出発日または観光日程を前後させ祭日をツアー日程に入れる変更をすることがあります。
ご旅行代金
出発日 | 3月9日(日)~3月14日(金) |
---|---|
出発 | 成田 |
日数 | 6日間 |
旅行代金 | ¥368,000 |
1人部屋追加代金 | ¥754,000 |
※上記旅行代金とは別に航空機の燃油サーチャージ¥52,500(目安)、航空保険料および海外の空港諸税等¥10,300や日本国内の空港諸税等を申し受けます。
旅行条件
食事回数 | 朝:4 昼:4 夕:5 |
---|---|
ツアーコンダクター | 全行程同行 |
最少催行人数 | 6名様 |
最大催行人数 | 12名様 |
利用予定航空会社 | ガルーダインドネシア航空 |
お荷物無料宅配サービスご出発、ご帰国時にスーツケース(お1人様1個)を無料宅配致します。