
企画者より
「白秋とともに泊りし天草の大江の宿は伴天連の宿」
明治40年7月28日、与謝野鉄幹ら「明星」メンバー5名「五足の靴」は南へ旅立ちます。長崎から天草へ渡って旅をした彼らが詠んだ情景は、素朴な九州の片田舎、決して豊かとは言えない土地と美しい港町、かすかに感じるキリシタンの香り。潜伏キリシタン関連遺産のイメージが強い島原、天草。しかし、有明海に面した独特の風土、混在する宗教、港町の隆盛と衰退、そして何より、これらとうまく折り合いをつけ、連綿と続く人々の生活の営みこそが最大の魅力です。「五足の靴」とともに、そんな島原・天草をじっくりと巡ります。
1752年、眉山の大噴火によって崩壊した島原。山の半分が海に流れ落ちた眉山は、今でも島原の景観に大きな存在感を放っています。
キリスト教の伝来で花の時代を迎え、禁教によって衰退する崎津、明治後、村の人々を支え続けたガルニエ神父がいた大江天主堂、天草島原の乱後、天草の窮状を訴え続けた鈴木重成ゆかりの鈴木神社など、天草にはいくつもの物語があります。
スケジュール
日 | スケジュール | 食事 | 宿泊 |
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1日目 | 長崎空港(11:00集合) 島原 長崎空港集合。専用車にて、島原半島へ。九州の大きな合戦となった○沖田畷古戦場跡へ。その後、櫓の数が33もあった◎島原城へ。資料館を見学し、島原市内の○武家屋敷へ。もとは鉄砲町と呼ばれていた、当時の町割りそのままが残った通りを歩くとタイムスリップしたかの様です。その後、島原の街の背部に聳える眉山の噴火や雲仙普賢岳の噴火の傷跡を記録する◎がまだすドームへ。観光後、ホテルへ。 | 昼夕 | 島原泊 |
2日目 | 島原 天草 引き続き、島原の観光。キリシタンの墓碑などが並ぶ○有家キリシタン史跡公園からは遠くに談合島が望めます。島原のキリシタンの歴史と天草島原の乱の経緯を展示する◎有馬キリシタン遺産記念館の見学。三万人余りが4カ月に渡り、籠城を続けた○原城址には骨かみ地蔵など当時を想起させる史跡があります。 | 朝昼夕 | 天草泊 |
3日目 | 天草 終日、天草の観光。砂州のように伸びた細長い陸地の先にある○富岡城。麓には◎鎮道寺があり、勝海舟の落書きが今も残っています。与謝野鉄幹や北原白秋らの「五足の靴」が歩いた道○五足のくつ文学遊歩道入口、「五足の靴」ゆかりの○上田家旧家や○ロザリオ館など。与謝野らを出迎えたガルニエ神父がつとめた◎大江天主堂にも立ち寄ります。午後、1934年完成の○崎津教会や◎天草コレジョ館を訪れ、ホテルへ。 | 朝昼夕 | 天草泊 |
4日目 | 天草空港(15:45発) 福岡空港(16:25頃解散) 午前、南蛮寺と呼ばれる○正覚寺など天草上島の観光。 | 朝昼 |
ご旅行代金
出発日 | 12月7日(木)~12月10日(日) 2月22日(木)~2月25日(日)) |
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日数 | 4日間 |
旅行代金 | ¥228,000 |
1人部屋追加代金 | ¥32,000 |
旅行条件
食事回数 | 朝:3 昼:4 夕:3 |
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ツアーコンダクター | 全行程同行 |
最少催行人数 | 5名様 |
最大催行人数 | 8名様 |